大相撲地方巡業 青梅場所
時は平成30年卯月の22日青梅総合体育館で初の大相撲がありました。
スィーツ好きの皆様には何で相撲???と思いますでしょうが地元青梅市を愛する「お菓子工房ルミエール」という事でご勘弁願います( ◠‿◠ )
地方巡業は国技館になかなか来られない相撲ファンのための巡業で東京都の青梅市には今まで来なかったようです。
体育館という狭い(国技館に比べて)場所での見どころは、何と言っても力士の近くで見られる事。
会場は甘い鬢付け油の香りが漂い彼らが花道を歩くだけで、幕下から幕内横綱の強さの違いを感じました。
何というか足音が違うのです。
そして胸や肩そして背中の小さな動き、取り組み後の荒い息づかいが、すぐそこで聞こえ、汗の玉までハッキリ見えて、涼しい顔を崩さずもトキメキマックスドッキドキです。
(*⁰▿⁰*)
子供相撲、幕下が終わり十両土俵入りと進む前に相撲甚句と初切が行われます。
相撲の反則、禁じ手を紹介する初切もコントみたいで面白かったけど、何と言っても力士の歌う相撲甚句に日本人の血が騒ぎました。
力士達が円になって順番に良い声で、はぁ~~え~~と調子をとりながら歌うのですが、「どすこい どすこい」とかける合の手がまた良い感じなの♡
相撲甚句にも色々あるようですが、今日歌ってくれたのは「数え歌」と「浮雲」名前は分からないけど「蛙」にしておきましょう。
それがこちらです。
相撲甚句
アーア~ アーア~ アー ア~アアエー
一から十まで甚句に詠めばヨーア~ア~ ア~ア~
ものの始めを一という
車に積むのを荷(二)という
女の大厄産(三)という
子供の小便シー(四)という
「碁盤の上で」白黒競うを碁(五)という
昔の侍禄(六)という
物の出し入れ質(七)という
泣きっ面には蜂(八)という
貧乏すること苦(九)という
焼きごてを水に入れたらヨーホホイーアー アアアアージュー(十)というヨー
くにゃくにゃ くにゃくにゃ こんにゃくはお味噌を付けたら 田楽で何も付けなきゃ倹約 倹約
アーア~ アーア~ アー ア~アアエー
勝てば極楽 負ければ地獄ヨーア~ア~ ア~ア~
とかく浮世は罪なとこ負けちゃならぬと思えども
俺もやっぱり人の子か
流れ流れる浮雲に行方定めぬ旅空で遠い故郷偲ぶたび熱い涙がついほろり
と言うて戻れる訳じゃなし
ここが我慢のしどころよ
どんと大地を踏み締めて一押し二押し三に押し
押せば目も出るヨーホホイーアー
アアアアー花も咲くヨー
相撲負けても下駄さえ履けば勝った勝ったと音がするさぁさカランコロンカランコロン
オタマジャクシに手足が生えよー
殿様蛙に牛蛙蛙も色々ある中で
紫陽花よりそう雨蛙
一茶があと押す痩せ蛙
四六のガマなら筑波山
菊池寛なら父帰る
粋な女にゃ振り返る
湯上り一杯生き返る
嫁は実家にすぐ帰る
娘は夜遊び朝帰る
女房は化粧で若返る
寝顔見たならアーアーア
呆れ返るよー
スイスイ泳ぐ蛙でもたまには温泉骨休み草津にしよか有馬にしよかはたまた河辺の梅の湯かあまた温泉数ある中で蛙はやっぱりゲロゲロゲロ下呂
当地興業も本日限りよー
勧進元や世話人衆ご見聞なる皆様は色々お世話になりました
お名残惜しいそうだえどどうかお別れせにゃならぬ
我々来たるその後は
お家繁盛町繁盛
悪い病も流行らぬよう影からお祈り致します
折角馴染んだ皆様といつまたどこで逢えるやら
それともこのまま逢えぬやら
思えば涙がポロリポロリ
これより我々一行はしばらく地方ば巡業し
晴れの場所にて出世して
再び青梅市へと参ります
そのときゃよ〜〜これにし勝りしご贔屓を
どうか一重によ〜〜願いますよ〜〜
はぁ〜〜どすこい どすこい